ユニフォームのお手入れ方法

 

今お使いのユニフォーム、どのようにお手入れされていますか?

なるべくきれいで清潔に長持ちさせたいですよね!

2016年、実に50年ぶりに洗濯表示記号が変更されましたが正しい方法で洗濯できているでしょうか?

今回は生まれ変わった洗濯表示をご紹介していきます。

 

 

計41種類ある洗濯表示ですが、基本的な5つの記号に分けられます。

さらに『・』や『ー』などの”付加記号”が付くことで細かくなるのです。

 

洗濯

こちらのマークは『液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる』表示です。

洗濯おけの中の数字が温度の上限になっており、下線が引かれています。その線が増えることで作用は弱くなっていきます。

衣類の種類に合わせて30℃~95℃まで液温上限が設定されています。

 

<その他の洗濯を表すマーク>

 

 

 

 

 

 

 

 

漂白

漂白処理を表すマークは主に【酸素系】【塩素系】の2種類を分類するものになります。素材や用途に合わせて選ぶ必要があります。

 

!漂白力の強い塩素系漂白剤の使用には注意が必要です!

▼染料まで脱色してしまう可能性があるため白物衣料、繊維の強い素材のみ使用可能

(綿、麻、ポリエステル、アクリル等)

▼酸性系の漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生するので絶対に混ぜない

▼ゴム手袋をして必ず換気をすること

 

乾燥

◇タンブル乾燥…乾燥機で洗濯物を回転させながら温風で乾燥させる方法

『・』の数が多いほど上限温度が高くなっていることが分かります。

 

対して【自然乾燥記号】は以下の通り

◇一本線⇒脱水を行った状態の洗濯物  ◇二本線⇒脱水を行わずに干すもの  ◇斜め一本線⇒日陰干し

 

アイロン仕上げ

家庭で行うアイロン仕上げ処理、温度が高いほど『・』の数が増えていきます。

 

商業クリーニング

◇ドライクリーニング…水を使わず有機溶剤を使用して衣類の汚れを落とす手法

使われる溶剤によって用途が変わってきます。

▼パークロロエチレン…ドライクリーニング溶剤の中で汚れ落ちの効果が最も高い溶剤

⇒クリーニング時に起きる作用に強く、短時間で洗浄や乾燥が可能なため汚れの目立つ衣料におすすめ

 

▼石油系溶剤…油汚れへの溶解力は低く優しい成分の溶剤

⇒デリケートな素材の衣類に利用されることが多い

 

 

◇ウェットクリーニング…水を使い洗濯物の化学的・物理的ダメージを極力抑えた状態で行う洗浄方法

水溶性の汚れに効果があり、汗ジミや黄ばみ汚れに効果を発揮します。

 

 

基本の5つの記号を覚えるとあとは線の本数や点の数の違いで表されるので簡単に確認することができます。

 

 

 

実際に使用されている洗濯表示を掘り下げてご紹介しました。

ぜひお手持ちの衣類の洗濯表示もご覧になってみてください。