レインウエアの選びのポイント

レインウエアの種類をご存知ですか?

レインウェアは日本語では「雨合羽」です。同じ「雨合羽」でも形状により、様々な違いがあります。
下記にレインウエアの種類をまとめてみました。

 

レインコート

丈が長く、パンツは付属しないワンピースタイプのレインウエアになります。
足元は濡れてしまうことが多いので足カバーや長靴と合わせると快適に着ることが出来ます。

 

レインウエア・レインスーツ

上下が分かれた上着とパンツセットの「セパレートタイプ」は長時間動く際に向いています。
ただポンチョに比べて蒸れやすいため、透湿性も重視して選ぶようにしてください。
また普段の服の上に着ることになりますので、ワンサイズ大きめを選ぶことも大切です。

 

レインポンチョ

レジャーや遊園地などで活躍する頭からすぽんとかぶるだけのタイプになります。
上からかぶるだけで簡単に着脱できることが強みです。リュックを背負ったままでもそのまま着用できますので、急な雨にも素早く対応できます。またセパレートタイプよりも通気がいいことも特徴です。
ただし、ひざ下が濡れてしまいますので、レインブーツやレインパンツで下半身をカバーしておく方がいいかもしれません。

 

レインウエアの機能性

レインコート選びで最も重要なことは、しっかり雨を弾けることと快適に着用できることです。
防水性・撥水性・透湿性のそれぞれをしっかりチェックしてみましょう。

防水性

最も大切なのは防水性です。防水機能がしっかりしていないレインウェアでは雨がしみこんでくることもありますので、防水性についてはしっかりチェックしておきましょう。
レインウェアは『生地』と『生地の継ぎ目』の防水機能を保たなければなりません。そのため、『生地』だけではなく『生地の継ぎ目』の防水機能も重要になります。

撥水性

レインウェアの機能で防水性に並び、重要な機能は撥水(はっ水)性です。
撥水の構造は、生地の表面に撥水剤(シリコン樹脂・フッ素樹脂)で繊維の一本一本を包み込ませ疎水性にする事で 表面に付着した水滴を玉状にはじかせる性能の事です。
撥水性が落ちてしまうと乾くまでの時間が遅くなり、生地の表面に汚れが付着しやすくなります。
また、透湿素材の商品は生地の表面を水分が覆ってしまうことで、透湿機能が低下してしまいます。
商品の機能をより良くより永く保たせるために、日頃のお手入れをお願い致します。

透湿機能

透湿性とは、湿気を透過させる性質通す性質の事です。
人の体は水分を放出しています。そのため、全身を覆うレインウェアを長時間にわたって着用していると、体から発生する汗や水蒸気でびしょ濡れの状態になってしまうこともあります。
そうした問題から透湿素材を使用したレインウェアが作られるようになりました。
透湿素材とは雨や水をはじく「防水性」と、汗によるムレや熱を放出する「透湿性」の2つを備えた素材です。

レインウエアのお手入れ

購入したレインウェアを長持ちさせようとすると手入れは不可欠です。
汚れがついていたり、摩耗が進んでいたりすると撥水性能が落ちてしまうのです。

着用後のお手入れ方法

・着用後はすぐに乾いたタオルで全体を拭きあげてハンガーにかけて、日陰に干して乾かしましょう。
濡れたままでいつまでも置いておくとにおいやカビの原因になります。

・着用中に汗や泥はねがついた場合は、その日のうちに「ぬるま湯」や「中性洗剤」をつけたタオルを固く絞って、エリや泥はねがついた裾などを拭き上げましょう。

・中性洗剤で拭き上げた場合は最後に必ず水拭きをすることを忘れないでください。

・タンブラー乾燥や、ドライクリーニングは絶対にしないでください。

 

レインウェアの機能を知ることで、雨の日でも快適に過ごすことができます。
さらに高機能なものになるとストレッチ素材のレインウェアもあります。
ストレッチ素材のレインウエアは「シャカシャカ音」もしない、体の動きに合わせて生地が伸縮してくれますので、すごく動きやすいですよ。

 

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